竜王山〜大国見山         (奈良県)
   
竜王山・・・大和路の古刹から城郭跡が残る展望の山
   大国見山・・大和国中を見下ろす万葉伝説の山路

        2009年11月30日    天気:曇り
(コース)
 柳本バス停〜長岳寺〜竜王山(南城跡)〜北城跡〜天理ダム〜桃尾の滝〜
 岩屋町〜近鉄天理駅

崇神天皇陵

長岳寺
  
  登山コースは幾つかありますが、長岳寺(ちょうがくじ)から山頂に至るコースを
  登ります。
  
  近鉄桜井駅から天理駅行きのバスに乗り柳本バス停で下車、前方の
  崇神天皇陵を右に見て東へ進み、「山の辺の道」を左に行き長岳寺へ
  行きます。


  

竜王山登山口

田竜王社

竜王山山頂

山頂より二上山を
望む
 
  古い山門のある長岳寺の北側、果樹園の間を通り山道に入ります。
  季節が春なら菜の花や桃の花が咲き、秋は柿が色づきます。
  
  ”柿は殆ど収穫されてありません。” (´・ω・`)ガッカリ・・・(笑)
  
  登山口の入口には小さな石地蔵があり、山裾の小さな池を右に見て尾根に
  向かいU字にえぐれた坂道を登り、左側に不動明王を見てさらに登るとまもなく
  林道に出会います。
  開けた林道を右に進み、「田竜王社」を右に見て大きな案内板の横から
  急坂を登ると「竜王山」山頂に着きます。
  
  広い平らな山頂には、木のベンチが設置され大和三山や金剛・生駒山脈が
  眺望できます。
  
  ”今日は霧が出てて、まるで雲海を見るような景色です。” ♪ d(⌒o⌒)b♪

  展望を楽しんだら、来た道をもどり天理ダムへ向かいます。



北城跡
  元来た道を標識のある出合まで戻り、分岐を尾根上の散策道を「北城跡」へ
  向かいます。
  散策道の所々には、ベンチが置かれて展望台もありますが 
  眺望はo(*≧□≦)o ダメ〜!!

  
  散策道は、やがて鞍部から林道に合流します。
  林道を少し下った所に「北城跡」への登り口があったので行く事に・・・・・・
  城跡は平らな広場で、落ち葉の絨毯がとても綺麗ですが
  展望は西の方に僅かに望めるだけです。
  
  ※竜王山城・・・奈良盆地の東にそびえる竜王山山頂に築かれた山城で、
            北城と南城に分かれ、奈良県では最大級の城跡です。
  
  北城跡から林道まで戻り下って行くと、やがて藤井の集落から天理へ続く
  車道に出合い、道を左に行くと「天理ダム」に着きます。
  山々に囲まれた天理ダムは、春はサクラと新緑、秋は紅葉が綺麗です。
  
  ここで昼食休憩して「桃尾の滝」へ・・・・・・・・・・・・




  天理ダムから車道を下り、上滝本バス停にある食料品店を右に行き
  沢沿いの緩やかな坂道を登ると、「桃尾の滝」前の広場に着きます。
  滝は落差23bといわれてます。
  この滝は万葉の歌人にも詠まれ、季節のうつろいを滝の白布に映している。

  滝からは沢沿いに坂道をしばらく進むと、沢を離れ折り返すように登ると道は
  平坦になり「大親寺」の境内に入ります。
  
  ※大親寺・・・・奈良時代の竜福寺の阿弥陀堂跡に建てられた寺である。
           竜福寺は弘法大師が再興したと伝えられ、竜蓋寺(岡寺)、
           竜門寺(龍門山麓・廃絶)とともに大和三竜寺のひとつ

  境内の庭は苔がきれいに生えて、紅葉も今が見ごろです。

  紅葉を堪能したら、本堂の左から山道に入り大国見山へ向かいます。



  
  本堂の左から山道にはいり、道標に従い尾根をからみ稜線に出たら
  鞍部に下り岩屋町への分岐を見送り、木の根の急坂を登って行くと
  大きな岩が点在する「大国見山」山頂に着きます。
  
  祠のある山頂には 、昔 烽火(のろし)を使う際に油を溜めた穴が
  残る岩があります。
  展望も良いです!!

  休憩終えたら、来た道を櫟本(いちのもと)分岐まで戻り右へ下ります。
  植生が雑木林に変わり、山田の農道へ出たら西名阪道の下を通り
  県道を左折して、造り酒屋や石灯篭・磨崖仏のある岩屋町の集落を
  歩き、天理 I C の交差点をを渡り名阪道沿いに行きガードを
  くぐって天理駅へ・・・・・・・・・・
   ”(^ー^)お疲れ様でしたぁ〜♪”
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